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DT990をiPodに直挿ししてみた

ピュアオーディオな人々の間では蛇蝎のごとく嫌われる、iPodなどポータブルプレーヤーへのハイインピーダンス・ヘッドホン直挿し。曰く「音量が取れない」「鳴らし切れない」等々。だいたい発音素子に鳴るも鳴らないもあるか、ヴァイオリンじゃないんだから。

(関係ないけど、蛇蝎のごとくって良く言うけど、ワタシ蛇もサソリも見た目は好きよ? でも毒はイヤ。)

で。iPodも新調した事だし、250ΩのDT990を試しに挿してみた。

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試聴したのは少し古めな所で堀江由衣の2004年発売アルバム楽園から「心晴れて夜も明けて」。もうすぐ10年かよ、そりゃ年とる訳だなあ。この曲16bit目一杯は使っていない所がポイント。

それでも音デカい。音量最大に上げるなんてあり得ない。5割も出せば充分で、それ以上必要な人は絶対に難聴。それとも最新のiPodは出力上がったんだろうか。

サンプルが声優だけというのもアレなのでもう一つ。静かめな箇所の多いDebussyは牧神の午後への前奏曲。スイスロマンド管弦楽団、1957年。

...音量も音質も必要十分。ちゃんとppp聞こえるよ?

もひとつフォルテ多めな所でホルスト「火星、戦争をもたらす者」、ロサンジェルスフィル1956年。

...大変うるせえよで御座います。最大音量なんて耳潰れます。

イコライザーオフでの音質は、高音低音ともに控えめ。でもドライブ能力?とやらが不足なんじゃなくてイコライザーで十分補正できる範囲。家で聞くならiPod使わないからやっぱりヘッドホンアンプ又は類似のものは必要だとは思うけど、外では直挿しでも良いでしょこれ。

あ、ピュアなオーディオの人たちはイコライザーも排泄物のごとく嫌うんだっけ。好き嫌い多くて大変だあね。

そもそもレコーディングもPAイコライザーやコンプレッサーの嵐なのに。嫌う意味無いです。

##2014/5/9本文追加。