を買った。
ミーハーとか言わないこと。
いや昔から欲しかったんですよ、ほんと。ただ発売が2005年くらいだったかな？当時は８万円とかしてて。既にソニーのMDR-CD900ST使ってて十二分に実用になってたから、モニターヘッドホンに更に金を突っ込むのは躊躇われた訳です。常識人ですね？
ただ2010年に生産中止になってしまい、最近では流通在庫もだいぶ少なくなってきたようで価格も底を打って上昇に転じる気配があったので、ここで逃したらまた８マンエンになってしまうと。ちなみに現在は２万円前後。下がり過ぎな気もする。元の値段は何だったんだと小一時間問い詰めたい。
...と言い訳が終わった所で初日インプレ。
モニターヘッドホンとしてはCD900STの圧勝。解像度は比較になりません。CD900STでははっきり聞こえていたバッキングの小さな音がボヤけます。たぶんこの辺はエージングしても大差無い予感がします。
それじゃダメな奴なのか、というと全然そんな事はありません。高域の伸びは素晴らしいです。ちょっと波形のクリップ感があって気持ち悪いなと思ったのですが、それはCD900STと同じ音量で（つまりモニター音量で）鳴らしてたせいでした。音量下げたら綺麗に伸びるようになりました。
低域のタイトさも良い感じ。制動が良く効いてブーミーさ皆無、ピッキングの硬軟が良くわかります。ここだけはCD900STより良いかも。
解像度が高すぎないので、逆にボーカルが前に出てくる印象で聞きやすいです。解像度高いとついつい粗探ししてしまうので健康に悪いですね。
総じて、ほどほどの音量でBGM用として使う分には申し分ないです。耳への装着位置で音質が変わる事も無く気楽。CD900STはイヤーパッドの位置で音違いすぎるから仏像のように頭を動かさずに聞かなければならないのでちょち苦痛です。
うんうん無くなる前に買って良かった。
巷で不評の自動調整ヘッドバンドですが、ワタシのアタマには無問題でした。バンドのイボイボが頭頂部にあたって痛いという評価が多かったので覚悟してたんですが。１０分もかぶってると全く当たる感覚なくなります。ほんとWebのレビューって参考になりません。人によって全然違うと思われ。
外箱。
箱だけはやたら立派で、８万円の風格が。置き台共々速攻で片付けましたが。
