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ドンク

こんな記事を見た。

「DONQ」ブランド支える“商品三分の計” おいしいパンのヒミツ

さすがにレシピを期待していた訳では無いが、それにしてもただのマーケッティング話でがっかり。粉から製パンするチェーン店、って他業界じゃ普通じゃん。商品を3分割でセグメンテーションするとか何を今更。

以前5年ほどドンク本拠地の神戸に住んでいたが、ドンクのパンを美味しいと思った事は一度も無かった。そもそも神戸には歴史的事情でやたら美味いパン屋がワンサカあって、現地の人にとってドンクは山崎パンとか第一パンとか日糧製パンとかの大メーカーより若干マシ、程度の認識でしかない。私もそうだった。時間が遅くてフロインドリーブ閉まってるからドンクで買うか、的な。

ところが。帯広に引っ越してきてビックリ。パンが不味い。現地産の小麦を使って超綺麗な水源を使って、ついでに砂糖とかも地元産。ヘタすりゃ酵母大雪山産。これだけ有利な条件が揃っていながら不味い。こっちで評価の店が旨かった試しがない。一番美味しかったのは、隣町でカナダ産小麦を使っていた何の宣伝もしていない古い店だったりした。(ちなみにこの店は店主がアルコール中毒で閉店した。)

結局パン焼きも腕次第、という事だろうか。十勝のパン屋は頭でっかち過ぎる。パン専用の地元産小麦を使ってます~、って、だから何。スペックの宣伝だけは立派だけど、神戸やヨーロッパでパン食った事あるんだろうか。あるんなら自分たちのパンがどれだけ劣ってるか分かりそうなもんだけど。

という訳で、ドンクの帯広店が一気にトップグループになってしまった。シクシク。もう山崎パンでいいです。安いし。