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除雪機 Made in USA

昨日、いきなり25cmほど積雪があった。

新雪は少々多くても車の走行には支障ないのだけど吹き溜まるのが怖いので、秋口に買っておいた除雪機で除雪してみた。

日本で一般的に販売されているのはほぼ100%ロータリー式だ。これは雪をローターで崩して集め、それをブロアーで吹き飛ばす方式。なんだけど、石や固い雪がはさまってローターが急停止するとエンジンにダメージがあるという謎の特性があって、それを防ぐためにシャーボルトという柔らかめのボルト・ナットがローターのエンジン側と雪かき側を繋いでいる。過負荷がかかるとこのボルトが折れてエンジンを保護する、という大変原始的な仕組みだ。 何十万円もする機械なんだからここは素直にクラッチで良いんじゃないかと思うんだが、何か理由があるんだろう。

10年くらい前まではウチもこのタイプを持っていたのだが、何せシャーボルトが折れまくる。うちは砂利道なので、およそ10~20m除雪する間に一回くらいの割合で折れるのだが、氷点下20度を下回る雪の中、小さいボルトを新たに締め直すのがどれだけ面倒か。ローターブレードは危険なのでその都度エンジンも停止させなければいけないし。正直やってられないので結局ブルドーザーを買った訳で。

で去年ブルが燃えてしまったので、とりあえず購入したのがアメリカ製の除雪機。ロータリー式ではなくて垂直回転するゴムブレードが雪を跳ね飛ばす方式で昔はホンダも売っていたんだけど現在国内には無いカタチ。特徴としてはブロアが無いのでつまりにくいこと・ブレードの回転はゴムベルトドライブなのでシャーボルトとか無いこと。ベルトがクラッチ代わりになっているわけ。

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通常はゴムだけだけど、この機種はスチールのクラッシャー付きで、多少固めの雪でも大丈夫という触れ込み。今朝使ってみたら、ロータリー式より除雪速度が全然早い。ロータリー式はエンジン出力をローターとブロアーとキャタピラに分割するので非力になりがちだが、これは全出力をブレード回転に使う。その上エンジンも250ccと大きめ。昔ロータリー式で1時間以上掛かっていた道路の除雪が30分かからなかった。

しかし。

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初日にして排雪部が割れた。こぶしより少し小さいくらいの石を跳ね飛ばしたら割れた。ただのプラ製なので怪しいとは思っていたが案の定。これまた謎仕様。いくら交換部品売ってるとは言え、ちょっと脆すぎませんか。

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仕方ないのでホームセンターで買ってきたゴムシートを排雪部内側に貼り付け、更にアルミ板でボルト留めした。とりあえず大丈夫そうだけど、今度は根本部分が折れるんだろうなあ。

さてさて1冬保つのかアメリカ製。