文句たれ日記飛び地の避難所

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ももも焼き

ももも、火葬してきた。

んだけど、内臓か筋肉かどちらかはもう分からないのだけど、ものごっつ変質していて表面だけ炭化するものの中身はいつまでも生焼け状態で胴体部分の骨がアバラ以外は全然出なかった。四肢は綺麗に骨だけになったんだけど顎の下から尾てい骨あたりまで肉が残ってしまい、追加で30分くらい焼いたんだけど全くダメだった。

病変って事なんだろうけど、でも全然痛がってるそぶりは無かったし、死ぬ一週間前くらいまでは普通に走ったりジャンプしたりしてたし。ひっくり返って人間の足をちょいちょいしながら喉をゴロゴロ鳴らしてたし、猫缶もガンガン食ってたし。人が寝てると顔に頭付きしてきたし。

火葬場の人には絶対痛かったはずだと言われて、それは生焼け肉を見るかぎり私もそう思うのだけど。一体何がどうなっていたんだろう。

仕方ないのでとりあえず焼けてる骨だけ拾い、背骨を肉からはぎ取り、原型をかなりとどめてる頭蓋を左官用のコテを二本使って首から切断、骨壺に収めた。まさか某テロ組織の殺人動画みたいな事をいくら死んでるとは言え自分の飼い猫でやるハメになるとは思わなかったが骨壺に頭蓋骨が無いのも変だし。首から下は骨と肉が分離不可能なので、後日庭に埋める事にして紙袋貰って持ち帰ってきた。まいった。最後の最後まで規格外の猫だった。

ともあれこれで、ここ20年で初めてほ乳類がいない生活になった。残ったヒメウズラが今日も超絶うるさいのであまり喪失感はないけれど。それでも、もう二度と子犬みたいに人間に接する猫にはお目にかかれないだろうと思うとやはり寂しい。