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ニンジンしりしりー

にんじんしりしりとは沖縄の料理の一つ。千切りにしたニンジンを炒めるだけという簡単極まりない料理だが、これがうまい。

単純なだけにバリエーションも色々で、味付けは塩だけとか、メジャーな所では炒り卵やコンビーフと和えたりする。他にも魚とか青菜とか挽肉とか。ただあまり混ぜ過ぎるとただの野菜炒めなので、せいぜい1品まぜるだけのほうがそれらしい。

「しりしり」とは沖縄で「すりすり」の意味だ、という人と「わさわさ」の意味だ、という人がいる。大抵は「すりすり」派みたいだが、たまに「わさわさ」派の人がいてこれは年配の方に多いようだ。ちなみに今年1月に牧志の公設市場2階の食堂のおばちゃんに聞いてみたら「わさわさ」派だった。県庁前・国際通り入口の交差点で人が沢山うごめいているのを「人間しりしり」と言うんだよ、との事で。ほんまかいな。

で千切りに使うスライサーも専用のものがある。去年牧志で一個買ってきて以来愛用している。千切りサイズ毎に5種類くらいあったのだが、とりあえず中くらいのもの。

別に汎用のプラおろし器でも構わないのだが、専用おろし金だと断面が円形になる。すると何故か味が甘くなるのだ。舌触りの問題なのか良く分からないけど。プラシーボな気もするが、旨いんだからそれもあり。

使いやすいかと言われればそうでもない。安全性とかユーザビリティとか微塵も考慮されていないので、最後の方は注意しないと手ごとすり下ろしそうになる。ただ単純な構造なので手入れは楽ちん。食洗機に放り込むだけで良い。

最近気になるのは切れ味が悪化してきた事だ。これってどうやって研ぐんだろうか。

という訳で今日の夕飯はニンジンしりしり丼。しりしりを基本に豚の細切れを更に細かく切ったものを加えて白味噌と酒・みりんで味付け。超簡単。長男に風邪うつされて熱があるので手抜きしました。