文句たれ日記飛び地の避難所

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鳥さんs(改題:チャリオク顛末)

それはこんな鳥。

### 7月17日追記

認証ページに入れて様子見てましたが、色々大丈夫そうなので表に出しました。今更こんなとこ見てる人も稀でしょうし。

...という訳で。

届いちゃいました天使&悪魔。アゾンさんのチャリティオークション最終週、エレン/マイスイートエンジェル&リリア/マイスイートデビル。色々想定外でしたが来ちまったものは仕方ないし嬉しいのも間違いないので、他の参加者の方々や関係者に失礼にならないよう大切にしますですよ。しかしチャリティで悪魔ってのはどうよって気もします。

改めて経緯を辿ってみたりするとですね。オークション開始の月曜日、とりあえず入札。前にも書きましたけど、実際のところ落札できるなんて毛ほども思っていませんでした。正直なところ用意した予算は最初の入札金額一体分。あんな値段で終わるなんて微塵も信じていなかったので、記念入札気分満々。まかり間違ってどっちか落札できればラッキー、みたいな。

水曜日、中間発表で2体とも自分の入札価格だったのは驚いたけど、まあ水曜日だし。きっと皆様子見なんだね、本気で落とす気だったら高騰は困るから最初は入札しないもんだし、とタカをくくっていましたよ。

木曜日。アゾンから金額確認のメールが来てしまいます。この辺から嫌な汗が出始めます。

「おまえホンマにエエんやな、この金額で。 クレジットカード駄目やで? ニコニコ現金払いのみやで? 嘘やったら江ノ島に沈めるで? 藤沢の会社ナメんなよ?」という内容で。(勿論嘘です。丁寧な文面でしたが、ビビリまくっているワタシにはそんな風に見えました。)つまり、まだ私が最高額だという事で。じんわり。

金曜日。2度目の中間発表。しかし値段変化なし。嫌な汗が止めどもなく流れます。まさかね。勝負は土日だよね。最後にドカンと行くんだよね。仮に落札できたとしても、多分リリアさんだけだよね。評判はエレンさんの方が良いみたいだし、リリアさんヘッドドレス外れないし。厨2だし。ちなみに私は2体のうちどちらかを選べと言われればリリアさん。

そして月曜日。アゾンからメールが。

「おめでとー、2体ともよろしくねー。 ブッチすんなよ~。 江ノ島の水はまだ冷たいで~。 分かっとるやろな~」 (妄想による意訳・ごごごめんなさい)

...沈~ん。

うっそでしょ。何故だ。思い当たるカスタムちいかが20倍なのに、なんで姉妹が10倍なんだよ。服か?アウトフィットが羽以外デフォだからか?でもエレンさん目玉移動カスタムだぞ? 白目増量でエレンさんのグリグリ目玉が優しそうになってるぞ? うーんやっぱりこういうのは予測が難しいです。

しかしまあ、チャリティでもあるし文句はありません。落としてしまった事は完全に予想外ながら、かなり嬉しいのも事実です。とりあえず予算倍額オーバーなので向こう半年分のアマゾンやらヨドバシやらのブルーレイボックス系やフィギュアやゲームの予約を全てキャンセルしました。ああイカちゃんさようなら。そらおとBoxもまどか後半も「ですわ」の人もさようなら。それでもまだちょっと足りないけど、まあなんとかなるでしょー。

さてそれでは気を取り直して。本格的な撮影は別の機会に休み取ってするとして、とりあえず検品がてらラフに撮影してみました。

梱包を解いてまず驚いたのは白箱。

巨大な羽も付いてることだし、てっきりニンフかフェイトあたりの大箱を流用してるかと思いきや、通常の50cm箱。これに入りきるって事は羽は左右分離式かな?

蓋には印刷したシールが貼ってあってまるで量産品のよう。真面目な会社だなあ。ウチの社長に爪の垢とか飲ませたいです。

箱の中にはりんごさんのWelcomeカード。

初めて拝見しましたが、リンゴの上で旗立ててる虫がかわかわです。(今更名前隠したって意味無いですが画像検索対策って事で)

梱包状態はこんなん。

オマケのOFはクローディアワンピの白と黒。黒は既に持ってたりするけど、2枚あっても困らないし暇そうにしてる1stリリアと双子漫才とか出来そうです。

羽は折りたたみ式! これは羽ばたけるって事か! ガウォーク形態にも変形できるのか!(できません)  何にしても結構手込んでます。

2体ともブラック/ホワイトレイブンのデフォルト服で梱包。リリア1stはドロワース穿いてるだけでマッパ梱包されていましたので、ちょっと詰め込み感があります。パニエがちょっと潰れていて形を戻すのに小一時間かかったですが、箱が大きいよりは良いのです。てかニンフ箱でかすぎ。

さてあと装着するのはロザリオと巨大な羽。ロザリオは良いとして、やはり問題は羽。これは本物の鳥(見た目は白色レグホン? いや小さめだからフランス鴨? 何にしても生トリ。)の風切り羽と羽毛をボール紙かバルサらしき板に接着剤で盛り付けした左右一体折りたたみ式の羽に、黒ラッピングされた5cmくらいの長さの針金が通してあるもので、見るからに脆そう。

実際展開するそばから羽毛がポロポロ脱落して来て、空気の流れがある所に置いといたら短期間でハゲ間違いなし。こりゃプラの羽にしないと絶対量産無理そう。解説には「羽は針金で肩に引っかける仕様です」と書いてあったが、ほんとにひっかかって落ちないってだけで、ポーズ付けに腕動かすだけで外れてしまうもんだからその度に付け直しだけど、まあワンオフなんだからその位は無問題か。さらに髪の毛と干渉するから付け直すたびに髪をセットし直すんだけど羽毛が取れないように恐る恐るなのでメチャ大変。特にリリアさんは前髪の横2房とツインテ2房の計4房を分離して羽を避けながら整え直すから時間かかるったら。

エレンさんは前後明確に分かれていないから仰向けに倒しておいて適当に後ろにバッサーとやって、その中から前房を分けるだけでもまあまあOKなので比較的楽ですが。

そんなこんなでようやく撮影。まずは本家アゾンのチャリオクページにもドールショウの各種レポートページにも写真が無くて一番気になっていた2人の後ろ姿。

エレンさんの足下に落ちてる黒いのはリリアさんの羽。クリックで拡大すると、小さい羽カスが沢山落ちてるのが分かります。まいった。

リリアさんの羽の後ろに白い塗り残しがあったりしたのはご愛敬。元々白い羽を塗ったんですね。まあ悪魔にもちょっとは白い部分があっても宜しいかと。

これ、恐らくドールショウ直前まで作業してて修羅場だったんでしょうね。その名残がこの塗り残しじゃないかと勝手に想像する訳ですが。魔女っ子ひめのとか服出来てませんでしたし、きっと関係者徹夜。

そしてこれまたWebでは良く分からなかったヘッドのカスタム具合。

まずはエレンさん。撮影のために前房は後ろに回してます。クリックで目の回りをド拡大。

印刷のアイプリに手書きの白目とハイライト。マンガの生原稿、というのが一番近い感じでしょうか。デリケートな猫口がなかなか良いかんじ。

そしてオリジナルよりちょっとアホの子っぽくなったリリアさん。(これもクリックで拡大)

すんごい微細なオープンマウス(ピント来てなくてスマソ)。良くこんなん手で描けるなあ。あの米粒にお経を書くみたいな? そんな職人芸を見せて貰いました。

そんなこんなで仲良く2ショット。リリアさんが妙に後ろに反り返ってるのは羽の都合。パニエに当たって折れそうで。生ものなので怖いです。

軽くチェック撮影のつもりだったのに羽と格闘してたら5時間もかかってしまいました。やはりワンオフは色々と覚悟が要るようですが、それはそれ。二人まとめて家宝にします。

問題はどうやって飾るかです。アクリルか何かのケースを探すか特注するか自作するかは何とでもなるので良いとして、難題は羽。

震度3もあれば余裕で外れて落下しそうなので、何か考えないといけません。落ちたら羽先割れるの確定ですが接着は嫌だし。何か装着方法を考えないと。あと羽と服地の色移りも凄そうです。特にリリアの羽は塗りました感満載なので素体こすったら一瞬でしょう。

とりあえずリリアはヘッドドレス以外のアウトフィットを全マッパにして再度箱入り。エレンは白服であまり色移りの心配なさそうなのでそのまま収納。ケースの準備が出来るまでしばし寝てて下さい。箱入りにはしませんからね。