文句たれ日記飛び地の避難所

文句たれ日記飛び地(http://blog.jiru.com/)のアーカイブ

Canon iVIS HF M43

運動会出撃してきました。

結論。やっぱ業務用じゃないと私には使えないっぽい。終わり。

だけじゃナニなので少しだけ。

何も民生用・家庭用をバカにしてる訳じゃありません。写真撮ってると良く見かける、「機材自慢オヤジ」とか「高価な機材ほど偉いと勘違いしてるガキ」とかいうバカタレは大嫌いで、機材と腕(作品の質)は全く比例しないのは身に染みて分かってます。普通のコンデジで信じられない作品撮る奴を何人か知ってますし、何百万もするレンズ使って駄作を量産してる自称プロカメラマンも何人か知ってます。しかし高い機材は本当にそれが必要になった時に買うもんです。私はいわゆるプロカメラマンじゃないですが、写真で金貰ってるのも事実なので生活の為にスチル撮影には高い機材使います。でもボディは安いよ。レンズと三脚は金かけるけど。

で動画撮影については完全アマチュアですが、もうお年寄りに片足突っ込んでるんで、撮影スタイルが古くて今時の家庭用機材が体に合わない、って事です。高いから業務用なんじゃありません。そこんとこはハッキリさせておきたいですよ。

さて。

まずビューファインダー。私ゃ右目でファインダーを覗き、左目はフレーミングのためにレンズが向いている方を同時に見る、というスタイルで撮影しています。左目は閉じないので、左右で拡大率の違う画像を同時に見る事になるけど、慣れると視野率1000%くらいと同等なのでカッチリバッチリ一発でフレーミングが可能で便利。運動会みたいな撮影しながら自分のガキはどこだ~みたいな右往左往が無い。自然動物の撮影などでも超望遠での撮影は、まず対象をファインダーに納めるのが大変だけどこの方法なら一発。

でもってHFM43、ビューファインダーが大変暗いのとアイポイントが短いのと視力が老人なのと複合技でこの方法がほぼ使えません。ファインダーが引き出せないので電池に鼻があたって映像が良く見えないのであります。もうこの一点で落っこち。液晶モニターなんかじゃレンズの方向分からないんでパンできません。いや出来なくも無いけど、きっちりフレーミングは難しいですよ?

あとこのビューファインダー、RGBを時分割で表示しているようで、ファインダー内で目を振るとカラーブレーキングが盛大に。初期のマイクロミラー方式プロジェクター見てるみたいで気持ち悪いったら。何で? 素直にただの液晶じゃダメなの? これならモノクロ液晶の方がマシ。謎。

ついでに割とどうでも良いんだけど手ぶれ補正が効き過ぎ。せめてEFレンズの手ぶれ補正モード2のように、レンズを振ったら水平方向の補正を切るとか何故できないか。まあこれは3脚や1脚使うから関係無いんだけど、3脚使えない状況って多いし小さいカムコーダー使う意味無いし。

露出補正がダイヤルで自由に出来ないのも困るし、波形見せろとは言わないがゼブラはやっぱ欲しかった。ズームレバーも引いて望遠押して広角ってのもメチャクチャ辛かった。逆だろー。液晶モニターの向きに合わせたんだろうけどさあ。

撮れた画像自体はまずまず良い感じだが、ちょっとエッジ強調しすぎ。せっかく業務用と同じ撮像素子積んでるのに勿体ないけど、家庭用だから仕方ないか。被写体がガキだしこれまたどうでも良いかも。

いやーまいった。これじゃ猫くらいしか撮れないぞ、です。