文句たれ日記飛び地の避難所

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弾丸ツアー

この土日、一泊一日で稚内に行ってきた。

一泊二日じゃないのは、土曜日の15時に出発して日曜日の14時に帰ってきたからで。普通、仕事でも無い限りこんな日程で札幌-稚内を往復はしないと思うけど。

発端は、音威子府村の名物のそばの製麺所がこの夏で廃業すると知ったこと。そばがらごと挽いてしまう真っ黒なそばで、ちゃんと食べた事なかったのでこれは行くしかないと。

で、音威子府まで行くんならついでに100kmほど北の稚内まで足伸ばしてもいいかなあと。十勝で20年暮らしていたら100kmって「ああ帯広然別二往復程度だよね」みたいな距離感なので全然遠く感じないのが罠なのはオボロゲに分かってはいるんだけど、まあいい機会だしオマケで。

往路:

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復路:

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往復約750km。芽室に住んでいた頃は毎月のように芽室札幌日帰りとかやってて、忙しい時は毎週往復してた関係で長距離運転は慣れてるんでそんなに疲れなかったけども、不安は車。SLKはそんな距離に耐えられるのか心配だったけど、ギリギリ帰ってこれた。霧の中を走ったらエアコンが結露して室内に水が滴って来たりとか、時速60km以下で一時間くらい炎天下を走ってたら電動ファンが猛烈に回って音がとんでもないとか、全開にしたらオイル臭かったりとか、まあその程度で済んだ。稚内とかでJAF呼ぶのは怖いし。札幌まで陸送したらお財布が死ぬ。燃費は全行程で13km/Lちょっとくらいだった。エコなんてクソ食らえなV6エンジンのくせにそこは偉い。

初日は、留萌の道の駅で自動販売機のプリン食べた位でトイレ以外無休憩で稚内へ。15時に出て4時間ちょっとで着いたので駅前の居酒屋で夕飯、てんぷら定食と刺身盛り合わせ頼んだ。なんか無茶苦茶旨かった。刺身の蛸旨かった。アスパラ天も旨かった。卵焼きもサービスしてくれた。んがしかし、空席沢山あるのに後から来た客に「満席です」って言ってたり、次の客には「ご飯ないので時間かかるよ」とか言って追い返したのに次に来た常連っぽいオヤジには普通に野菜炒め定食出してたり、大変疑問の残る営業態度だったけど。なんで俺らは入れてくれたのか不思議だけども。稚内スタンダードなんだなきっと。

次の朝、宗谷岬だけチロっと寄って、オホーツク経由で音威子府へ。ほどよい好天の海沿いをオープンで走るのは最初は気持ちよかったがだんだん潮がべと付いてきて途中で屋根閉じた。うーん。シーサイドドライブでオープンは映画の中だけのお話だなあ。

さて今回のメイン目的、音威子府村。今や黒いそばを出すのは天塩川温泉の旅館と道の駅だけらしいので、ほぼ始業と同時に道の駅の食堂へ。暖かいそばしかなかったので、てんたまそばを注文した。食べた。

...全然旨くなかった。全然旨くなかった。夏そばってのを差し引いてもマズイ。香りも薄い・コシも無い。えー、こんなのが名物なの?

もしかしたら店のゆで方がダメなだけの可能性も微少にあるので、別に生麺も買って来たので今晩にでもざるそばで食べてみる予定。

かように残念な750kmだったけど、収穫もあった。帰り道に寄った風連町は餅米生産量日本一だそうで、そこの道の駅に「大福もちバイキング」とかいうコーナーがあった。ヘンテコな大福餅が色々あって、8種類くらい買ってきたのだけど、これが非常に旨かった。

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半分かた食った後の画像で何だけど。特に苺大福が良かった。よくあるあずき餡ではなく手亡豆の白餡で舌触りが良く甘さ控えめで。もっと買ってくれば良かったと思うけど消費期限短いし他の大福も沢山あるし。うーん。

次に機会があれば、もう少し時間作って利尻礼文でウニ食べたい所存です。