昔、イタリア系趣味車関係で知り合った某氏（電設屋さん）をちょっと用事でBE5レガシィに乗せて札幌市内を走る機会があったんだが。
雪道で普通にハンドル立ててドリフトできるのに妙に感動されてしまい、「このBEくれ。代わりにちょっと古いけどBMWやるから。なかなか程度のいいBEって無いんだよー」と。何やら車検の切れた初代のX3が余ってるらしい。
いや古いBMWとか地雷でしょ、要らんですよ、と本気で遠慮していたのだが、「車検代も持つから」と押し切られてしまった。ウォッシャーモーターとかフロントウィンドウのヒビとか一通り直しておくって言うし。いや窓割れてるんかい。大丈夫かよぅ。
うーん、社長にはちょっと恩もあるし仕方ないかあ。ちょうどレガシィも車検切れまで一ヶ月だったし、X3壊れたら改めてBL5かGDBでも買えばいいかあ。
で来たのがこれ。2007年式E83 X3 2.5si、走行７万Kｍ。
SUV乗るのはランドローバー・ディスカバリー以来何年ぶりだろう。ディスカバリーは曲がらない・パワー無いくせに燃費極悪・エンジン本体壊れまくる（2回エンジン交換したさ）・滑り出したら制御不能、と実に残念な車だった。それでも芽室の山中の過酷な道路環境では圧倒的な雪上走破力で実に役にたってくれたんだが、ここは札幌。セダンでいいじゃんとは思うんだが、内装外装かなり綺麗だし、まあせっかくなのでしばらく宜しくなのね。
...なんて甘かった。
まず初日にいきなり4駆警告灯が点灯。ガクガクとスロットルが勝手にオフになって進めない。とりあえずDSC(Driving Stability Controlの略らしい・氷結路面とかで四輪の駆動力を各個制御するやつ）をオフにすれば普通に走れたので切りっぱなしに。
次にガソリンスタンドで給油しようとしたら給油口の蓋が凍り付いて開かない。お湯借りた。
オートマチックの変速がぎこちない。減速時に無理矢理シフトダウンするのは欧州車の常だけど、それにしてもガクガクする。
社長に電話したら「BMWなんてそんなもんよ？気にしない気にしない。」だと。いやまあ分かるけどさー。イタリア車からしたら故障のうちに入らないけどさー。
さすがに一日で手放すのもあんまりなので、とりあえず芽室でお世話になってた車屋に入れた。オートマオイル交換、ロッカーカバーガスケット交換、プラグ等各種清掃、あたりで済んだ。費用９万円弱、って全然済んでないよ。やっぱオイル漏れてたじゃん。
費用もBMWディーラーに出してたら20万円コースと言われたし格安ではあるのだが。なんでもBMW純正のオートマオイル、汎用品の10倍くらいの値段なんだそうで。
4駆の警告灯は再現しなかったらしい。実際手元に戻ってからも発生しない。自然治癒か。イタ車かよ。オートマのシフトダウンもかなり静かになった。オイル腐りかけ。
レガシィの車検よりはとりあえず安いって事でしばらく様子を見ることにした。とりあえず良いところ・シートヒーターが冬の尻に優しい。
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お刺身定食を狙うネコ。魚食わないくせにとりあえず盗むんだよなあ。
