マウスコンピューターのゲーミングブランド・G-Tuneのノートパソコンが来た。i5702。
通常のノートパソコン用CPUは消費電力を抑えるためにCPU内蔵グラフィックとGPUとを自動で切り替えるのだけど、これがOculusなどのVRデバイスを繋げるのに悪さをする。常に速度が必要なVRデバイスは常にGPUから直接出力して欲しいのだけど、ノート用CPUはこれが出来ない。
そんじゃあノート用やめてデスクトップ用のCPUを積めばいいじゃない、という無茶なコンセプト?で作られたのがこれ。通常モデルではCorei7-4790K(4G駆動)というサーバー用除けば現状でコンシューマー用最速のプロセッサが搭載されるんだけど、あえてオプションでCorei5-4460(3.2G)に落とした。4GHz駆動とか発熱大きすぎて15インチのノート筐体じゃあすぐにクロックダウンするだろうから。VRは一定の速度で動き続ける事が大切。GPUはさすがにノート用でNVIDIAのGeForceGTX970M、ただしメモリ6GB。通常ノートCPU機の3GBでも十分な気もするけど、ここは安全マージンという事だろう。
しかしそんな変態構成なので、筐体内部はキツキツ。15インチとしても大きめの筐体なのに光学ドライブすら付いてない。その代わり外部ディスプレイ出力が同時3、USB3が5、と開発には便利。
さてベンチ。まずは当然タイムリープ・ぶーとべんち。今まで使ってたドスパラQF560(i7-2760・2.4GHz、GeForce560M)だと最高品質でこう。
i5702だとこう。
GPU性能ほどは差が出ない感じで若干損した気分だけどまあいいか。
何より肝心のOculusRiftが重いコンテンツでも安定して規定の75FPS出るし。QF560はカックンカックンだった。
あとはタイムリープだとあまり負荷上がらないので、バイオハザード6のベンチを連続して回してみた。
最高品質・FHDで11000を切るくらい。こんなもんか。やっぱGTX970と970Mの差はデカイ感じ。
連続ベンチ1時間後くらいの各部温度。室温26度。CPUもGPUも60度中盤を上下するくらいなので特に問題無さそう。これであと2~3年は戦えるかもねん。
ついでにこのマシンCPUが普通にソケットなので、ノートのくせに後で換装できる。4790Kの消費電力が少ない版が出たら交換してみよー、と夢は広がる。ような気もする。