文句たれ日記飛び地の避難所

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BookWalker

森薫乙嫁語りが安売りしているというので、角川のBookWalkerに加入してみた。iPadのアプリをインストール。見た目はiBooksクリソツ。

しかし。操作性は全然ダメ。まずは1冊づつしか本がダウンロードできない。ストアで購入するとダウンロードを開始するのだが、終了するまでストアに戻れない

ダウンロード中に他の本を読む事は可能だが、それをやってしまうとダウンロード終了後にもストアのTop画面にしか行けない。つまりシリーズ物を買おうとすると、再度検索からやり直しになる。検索履歴も残っていないのも信じられない手抜き。

購入のたびにAppleIDのパスワードを入力させられるのも勘弁してほしい。ダウンロード間隔がごく短ければ大丈夫なのだが、マンガなどで容量が大きく時間がかかると再入力させられるハメになる。アプリ終了しない間、せめて裏タスクに回らない間くらい保持しとけよ。

その上、良くフリーズする。購入ボタンを押した後にもフリーズしたので、再起動してもう一度購入ボタンを押したら、「短期間に複数回決済ボタンが押されています」とかAlertが表示されたが、そもそもフリーズ前の購入が有効だったのかどうかこの画面では分からない。確かめようとして本棚に戻ったら、また検索からやり直しだ。

フリーズと言えば、ダウンロード時にBookWalker紹介マンガが最初から読める状態になっているのだが、このマンガのページめくり途中でもフリーズした。1分くらい固まっていた。アホかと。その上このマンガ、全然紹介になってない。使い方説明も無い。ほんとダメ。

こういうアーキテクチャーに統一性の無いアプリ、プログラムを開発する会社とクライアント(この場合角川?)の関係が悪い場合にできてくる。ポリシーも方針も何も提示せず、もしくはテキトーに示しただけでとりあえず作らせて、後から良く考えもせず文句ばかり付けて改修を迫る。開発会社も本来なら作り直した方が良いものが出来るのは分かっているが予算も期間も貰っていないので、現バージョンにツギハギで取り繕う事になり、現ソースと矛盾してどうしても実装できない機能が出てくる。ダウンロードページから戻れないなんて典型的だ。多分ストアに戻れてしまうと、ダウンロード未遂の間に次の購入をする事でサーバー側のDBが腐るのだろう。ユーザーテーブルと購入テーブルが直交してないとか。POST(どうせHTTPで通信してるんだろ)のコンテンツが単一データにしか対応してないとか。コネクションプールが小さくて爆発が怖いとか。サーバーがショボくてスレッド足りねえとか。実際の所はワカランけど何にしても設計段階で考察が足りない。

もしくは単に実装をサボってるだけかもしらんが。これも予算不足の現場ではありがちだけど。

とにかく、これじゃ他の本を買う気にはなれない。角川の本はKindleでも買えるし、今回のような激安セール以外でアクセスする事はもう無さそう。