文句たれ日記飛び地の避難所

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おきなわ療育

先週沖縄県本部町で、動物介在療法(Animal Assisted Therapy)の5日間コースを受けて来た。犬や馬は割とポピュラーだが、イルカを使うところは少ない。一昨年から通っているが本格的なコースは初めて。

非常におおざっぱに言うと、基本はイルカに出すサインを覚えてイルカとコミュニケーションを取ったり、その辺を通じて周囲との関わりについて考え(させ)よう!というプログラム。サインを出す訓練もするが、その為にエサの魚を冷凍庫から準備したり、イルカのおもちゃを用意したりもする。

イルカ毎のレシピに従って魚の準備。サバ、サンマ、アジ、シシャモ、ニシン、イカをそれぞれ重量を量って、魚体の傷をチェックして、傷まないように氷を盛ってからビーチへ持って行く。

イルカの呼吸数をカウントして健康チェック。

サインを出してイルカに自分の物まね(と言っても左右の首振り)をさせる。

他にもケケケケ..と笑わせたり、オナラ音を出させたり、ジャンプさせたり。

背面遊泳するイルカの胸びれに捕まって引っ張られたり。

最初は重度の自閉症でもなければイルカと遊ぶだけで終わっちゃうんじゃないか、と思っていたのだが、そうでもなかった。イルカの子供に対する許容度は驚くほど広く、重度障害から健常者まで気にせずかかってこい!、って感じ。なので柔軟な療育プログラムが組めて、どんな子供でも何らかの成果が期待できそうだ。舐めてました、すみません。

最大の問題は場所。沖縄ってだけでも敷居が高いのに、名護の更に北まで高速道路で一時間、一般道を30分ちょっと。観光地らしいものと言えば美ら海水族館くらいで、沖縄本島南部と違ってすぐ観光のネタが尽きるので自然の中で何もしないでOKな人じゃないと辛いかもしれない。まあおかげ様でうちなんかも療育スケジュールに入れるくらいに空いている訳だけど。

おまけ。

金武町・パーラー千里の元祖タコライス。出された時点で色々こぼれてます。テーブルも衛生的とは言えませんが、もちろん拾って食べます。死にゃしません。

本部町の沖合にある伊江島。真ん中にぽつんと盛り上がる城山に登ってみた。

360度周囲が完全に水平線という触れ込みだったが、この日はあいにく天気が優れず碧い水平線という訳にはいかなかった。快晴だったら凄いだろうなあ。

登山道入口にてGalaxyTabの地図。ちゃんとDOCOMOの電波もGPSも入るぞ。結構GPSの精度が良くて、十分徒歩ナビに使えた。何せ島には標識も案内も全然無い。その上たまに開いてる商店に入っても誰もいないので道も聞けないし。なんか商品盗みたい放題な状態だけど、そこはさすがに島。うちの近所も大抵田舎だけど、ここまでオープンだと泥棒入ります。

ネオパークオキナワのカピ。随分小さいんだけど、これで成体だと。えー。うっそでしょ。本当なら持ち帰っちゃうよ?

帰りはもうすぐ退役する747で千歳空港に戻った。記念のジャンボエビ天丼は品切れで買えなかったよ残念。