元東大総長の有馬朗人先生が亡くなったそうで、お悔やみ申し上げます。
直接教鞭を受けた訳じゃありませんが、修士論文書く時に先生の論文引用で散々お世話になりました。中重核に重陽子を打ち込んだ時の散乱が有馬先生のモデルと実験値で微妙に差異があって、重陽子のスピン相互作用をいい感じに繰り込んで再計算したら実験値に近づいたよ、とかやってました。もう細かいところは忘却の彼方ですが。
その辺の計算は東大の大型計算機センターでやってたんですが、当時先生がセンター長辞めたばっかりでいろいろ機会を失ったのが残念でした。今にして思えばただの修士課程の一学生にセンター長が相手してくれる訳もないんですが、当時はバカだった。今もか。
なんか私にとっての20世紀が終わった感じがします。