まあこうなるとは思ってたよ。
ソニーが去年出したモニターヘッドホン、MDR-M1ST。MDR-CD900STの後継と思いきやそうではないんだそうで併売するとか。へー。
聞いてみた。
まず感じたのは何というか、懐かしい音。特に低域で、ベースアンプの発熱が感じられるというと大げさだけど、なんかそんな感じ。ライブ前にスタジオでリハーサルしてる時の熱気というか、そういう密集した音が聞こえる。広がりとか全然なくて、古いイヤホンを両耳に突っ込んでるような。
うーん、訳わからんね。
もう少しまともに感想書くと、900STみたいな中域~高域のあら探し的な能力は数段落ちるが、そんなとがった領域が無い代わり全体的な音像の把握とかバランス取りとかはやり易い。最終的にミックスダウンするときにニアフィールドモニターが不要とまでは言わないけど、ヘッドホンだけでかなり追い込めそう。
でも演奏時のモニターとかパンチイン/パンチアウトとかは900STかなあ。M1STはなんて言うか「音」じゃなくてついつい「音楽」を聞いちゃう。それだとやっぱりイロイロずれるんだよね。確かにこれは900STと併売しないと文句出るわなあ。900STは録音の上流、M1STは中流~下流向けだろうか。
あとイヤーパッドは雲泥の差で良くなった。けど購入2週間くらい、既にパッド表面に変なシワが入ってきてて、耐久性は無さそう。
とにかくしばらく黙って使ってみるです。