文句たれ日記飛び地の避難所

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年末

だってのにやってる事は変りゃしません。

今週きたもの。

●壊れていてもかまいません 1巻

あらた伊里

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「総合タワーリシチ」で一挙自分的ブレイクしたあらた伊里の新作。

惚れた同級生は宇宙人だった、その上両思いになるとカマキリよろしく食われてしまう、という良くある設定だが。

しかしそんな設定でも面白い。デフォルメ表現にも磨きが掛かってるしキャラ立ちも前作よりいい。今度の掲載誌は廃刊にならずにいてほしいなあ。

変態王子と笑わない猫。 9巻

さがら総

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ブコメの皮をかぶったダークホラー、遅々として進まないまま9巻目。

相変わらず怖い。スプラッター表現なんて出てこないし全編明るい語り口だし月子ちゃんも小豆梓も可愛いのだが。なんだろうねこれ。

WORKING!! 13巻(完)

俺の彼女に何かようかい 1巻

高津カリノ

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WORKING最終巻。どんでん返しとか全然起こらずそのまま終了。そうあるべきだよね。

俺の彼女に~、はKindleで買うつもりだったんだが、とらのあなでWORKINGと同時購入でフォルダーとチャームプレゼント、ってのに釣られてつい紙で買ってしまった。意志弱い。防御力-700くらい。メラルーで即死。

ましろ色シンフォニー Bluray1~6巻

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本日の8割引き。いや中古も混ざってるんでアレだが。

昔このアニメを散々バカにしてきたワタクシですが。天に吐いた唾は自分に落ちてくるもんなのです。

ぱんにゃ万歳。

●オールユーニードイズキル

トランセンデンス

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オールユーニードイズキルはトムクルーズが死にまくるお話。敵の設定やストーリーが全然ダメ、古臭すぎる。トムのキャラだけで保ってる作品。だがそれはそれでオッケー。

トランセンデンスは。天才科学者が死の間際に意識をコンピューターにアップロードされてよみがえり、イロイロ無茶やり始めるお話なのだが。

ジョニーデップで買ったんだけど内容は。うーん。こんなAIじゃあんまり怖くないよ。分かりやす過ぎるよ。でもジョニーいい感じなのでオッケー。そんなんばっかし。

虚数の情緒

吉田武

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全1000ページ、鈍器として最適な本。ざっくり言うと、数学を中心に据えた学習マンガ。絵はあまり無いけど。

でも「中学生からの全方位独学法」ってなってるが中高生はきっと読まないよね。分厚いからじゃなくて内容がきっと彼らにはつまらない。序文からしてもう老人丸出しで、いや俺もジジイなんで言いたい事は良く分かるし繁華街でうろついてるDQNについては大変同意する所だし教育の敗北についてもうなずけるんだけど、でもだからと言ってこのアプローチは勘違いっぽいというか時期的に遅すぎるというか。80年代くらいに出てたら価値あったかも。

各章の内容自体は数式は多いものの割と平易に書かれていて、分野も数学のみではなく物理や歴史など広汎に渡るので興味の持てそうな所だけ拾い読みしてみるのは良いと思う。面白そうだと思ったら他の本を読んでみるべき。

モンスターハンター・超解釈生物論2

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モンハン世界の怪物を、生き物に造詣の深い人たちが解説するというメタな絵本。

なんだけど。大変中途半端。解説陣はそれなりに専門家ではあるんだろうけど一線の研究者とは言えない人も半分以上混ざっているためだろうか議論が浅い。カプコンに依頼されたんで片手間に原稿書きました感がにじみ出てて残念。こういうのはもっと本気で、それこそマジな論文一本書けるくらいの考察量がないと面白くならない、というのを証明した一冊。

んじゃ良いお年を。