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おしめ

また選挙になった。クソ忙しい時期の14日投票とか無党派層投票率下げて自民有利にって算段かい。

それはともかく、この期間中何より気持ち悪いのは政治家が使う「お示しする」のフレーズ。鳩山あたりが使い出したような。

日本語の文法的にはグレーだ。普通お示しと言えば尊敬語だ。最も頻繁に使われるのは恐らく聖書で「神のお示し」という使い方だろう。原型は「見せる」。これを謙譲語にすると「お見せする」「ご覧に入れる」あたりとなる。謙譲語としての「示し」には用例がない。少なくとも広辞苑(第6版)には無かった。

ただ、言語ロジックとして「お見せする」「お教えする」のように謙譲語として「示す」を変形させる事は出来るだろう。しかしそれは意味的におかしくなる。「示し」とは「さとし教えること」「いましめること」の意であり、最低でも同格、普通は上の者が下の者に何かを伝達する事だからだ。下の者が上の者に伝える場合には使わない。使う場合もあるが、それは「示す」の場合。「示し」と「示す」は意味がちょっと違う。辞書ひけ。

つまり、政治家の「お示し」は「偉い俺様がオマエラに教えてやるよ」をソフトに言い換えたもの、という事になる。実際にはそんなつもりは無いんだろうし回りが使ってるから言ってるだけだと思うが、しかしその程度の事すら考えられない時点で人の上に立つ能力も資格も無い。とりあえず日本語に対する感性は無い。中学校からやりなおせ。

何せ普通は神様の所作として使う言葉だ。どれだけ自分を偉大だと思ってるんだって話だが、鳩山元総理にはピッタリか。あいつ自分の事を現人神とか本気で信じていそうだもんなあ。

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さっきニュース流し見してたら、他にも「お訴えする」とか言ってたよ。もうね。日本語通じない人に政治家やってほしく無いなあ。