文句たれ日記飛び地の避難所

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心の四季

詩人の吉野弘さんが15日に亡くなった。87才とのこと。

私が高校に入学して合唱部に入って最初に練習したのが、吉野弘作詞・髙田三郎作曲の「心の四季」だった。

正直なところ曲は綺麗なだけでイマイチだと感じていたが、詩は好きだった。何冊か詩集も買ってみたが、言葉は澄んでいるのに裏側からほの暗いナニかがチラチラ顔を覗かせていて、「あ、これは今の俺には半分も理解できてねえな」、と悔しいようなわくわくするような気分になった事を良く憶えている。高校卒業後は長田弘とか黒田三郎とかちょっとひねた方向に行ってしまったのでその後余り読む事も無かったのだが、50才過ぎた今ならどうだろう。やっぱり分からなかったりしそうだけど、それはそれで。既に手元に本は無いが、そのうち探して読み返してみよう。

ただ、間違ってもKindleで読んじゃダメだと思うが。