文句たれ日記飛び地の避難所

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泣く

ワタシが、ではない。現在中一の下の息子。

一昨日、部活の送迎連絡を間違えて小雨の寒空に30分ほど立ちん坊したらしい。で連絡ミスが余程悔しかったのか、はたまた腹が減り過ぎた為なのか分からないが家で大泣きした。

中学生にもなってどうよと思わなくも無いが、ああこれでコイツが泣くのを見るのも見納めかなあ、と考えると感慨深い。幼児の頃から良く泣く奴ではあったが、それでもここ数年はさすがに頻度は下がっていて少年期も後半だなと思わせていたからだ。

昨今の少年を取り巻く環境は悪化の一途を辿っている。イジメは勿論、接する大人の質も低下し道徳の概念は消え失せる寸前、ついでに食品や空気も汚れているし。日本の現状では大人に成長してからも明るい生活は描きづらい。我々バブル前の世代から見ると気の毒で仕方ない。

その上彼の友人を見ていると、小学生の頃から仮面を被っているような子が多くて実に気持ち悪い。そんな中で良く泣くのは目立っていて軽くいじめられる事もあったが、それでも感情を表出する方法を子供のうちに試行錯誤しておく事は重要だ。泣く事が出来るからこそ正しく我慢する事も出来る。泣けない奴はそこを通り越して爆発する。青年期になったら泣く練習なんてできないし、犯罪者として爆発してからではもう遅い。

今、悲しい時にちゃんと泣く事が出来るなら大丈夫だ。まだ許されるうちに心ゆくまで泣いておけ。