文句たれ日記飛び地の避難所

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木下大サーカス

の札幌公演があったので昨日の日曜日に行ってみた。

公演開始の二ヶ月くらい前に指定席チケットを予約したのだが、一ヶ月前くらいまでは予約ガラガラだった。最近はサーカスなんて人気無いのかねえ、なんて思ってたけど前日に予約状況を見てみたら9月の公演終了までほぼ完売。単に北海道の人の始動がのんびりなだけでした。

指定席ではあるけれど、きっと物販もあるだろうからと一時間くらい早めに到着。そうしたら長大な自由席の入場列が。ズラ~っと。上の写真、ガキの後ろの青いのが自由席入場列。テントの脇を3つ折りくらいに並んでた。開演一時間前で100mちかくはありました。最終的にどんだけ伸びたやら。一日3回の公演だけど、あれ最後の方の人は最終回でも入れなかったんじゃないだろうか。テント結構狭くて自由席そんなに多くなかったようだし。

とりあえず発売開始でチケット瞬殺とかじゃないんだから、前もって買っとけという話ですので同情は全くもってできませんが。

さて肝心のサーカスですが。空中ブランコのみ演者が故障のため縮小プログラムで飛ぶのは野郎ばかりで色彩的に地味だった、というの以外は素晴らしい内容でした。いやこれは死ぬまでに一回は見ておくべきかと。主催者側的にはホワイトライオンの芸とか空中ブランコとかを推したかったんだろうけど、もっとも見応えがあったのは全体の中では前座と位置づけられてるであろうアクロバット類。人間の体すげえ。何故これで死なないんだみたいな技が目白押し。危険ではなさそうな芸でも、どんな訓練すればこんなマネ出来るのか全く想像付かないようなのばかり。驚くより正直呆れました。チケット代決して安くはないけど、十二分にその価値はありました。

ただ気になったのが演者の年齢。最初の方で椅子を沢山積み重ねてその上でわざと揺らしながら逆立ちしたりする中国の曲技団あたりでもポピュラーな芸があったんだけど、見るからに中年も後半なおじさん。そのときは「ああベテランなんだね。」と感じただけだったけど、中盤オートバイ3台で球体の中をグルグル回るやつにも出演して、しまいには空中ブランコで受け手として登場した日にはもう、おいおい? 人材足りなくね? 

他にも女性陣の年齢も高めだし、外人比率高いし、だんだん心配になって来ます。やっぱり若い人はなかなか入らないんでしょうねえ。素晴らしいだけになんとか存続して欲しいものです。