GC8インプレッサ、相変わらずウルサイながらもとりあえず普通に走っている。しかし朝冷え込んだ時、特にマイナス２０度を下回った朝の始動時は面倒だ。
とにかくギアが１速にも２速にも入らない。勿論停止時の話なのでミッションのブッシュがどうこうの話ではない。入りが渋いとかってレベルじゃなくてシフトレバーを石版に押しつけているような感触でガリっとも言わない。
何せギアをニュートラルにしてクラッチを繋ぐと車体が前に動いちゃうんだから、どんだけ固いオイルが入っているんだか。そのまま５分ほどミッションを回して、ようやく発進可能になる。走り出した後もしばらくは丁寧かつ檄遅操作しないとシフトできない。シフトアップでダブルクラッチ使ってもなかなか入らない。ダブルクラッチ？何それ美味しいの？ みたいな無関心ぶり。急いでる時はちょっとだけ困る。
他にも温間始動後はしばらく失火しやすいとか（多分ガソリンが濃すぎる）、パワステに負荷がかかるとエンストするとか、ドアミラーの固定が柔いとか、ウォッシャーノズルの右側が凍りやすいとか、タイヤにキタキツネがシッコ掛けてくとか、色々問題があります。
せっかく実用的なセダンスタイルなのに、使いやすそうなのは見た目だけ。ある程度は覚悟していたけど想像以上でした。ランチアやアルファほどのダメっぷりじゃ無いものの、完成度はフィアットくらいのイタ車水準。
でも、車なんてこの位で良いんじゃないだろうか。快適とか豪華とか車には要らん。軽いのが最も贅沢な仕様だと思う。
