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加齢と高音

今日ちょっと辿り着いた、とある記事。

大人には聞こえない着信音

記事内容は割とどうでも良いのでともかく。

加齢で高音が聞こえなくなってくるのは常識だけど、健康診断の聴力検査なんて高音は4,000Hzまでだから難聴かどうかの判定しかできない、ってその為の検査だから当然だが。ちなみに4,000Hzってのはおおよそピアノの一番高い鍵盤の音。

ここにあるサンプルが聞こえるかどうかが若者と中年との耳的な境目って事も無いだろうけど、音趣味の人間としては気になる訳です。というか今まであまり注意してなかったのが手落ちだろうと。

でダウンロードして聞いてみたら。がーん、全然聞こえねえ。音量かなり上げても聞こえなかった。そりゃ初老はとっくに過ぎているが(ちなみに旧来、初老とは満40才の事)、これはショックでかい。

本当に音入ってるのかと疑ってスペクトルを見てみた。見にくいので低域はカットしてあります。

確かに14,000Hzから20,000Hzの間にみっちり音があります。うーん、20,000Hzはともかく、14,000Hzが聞こえないってのはヤバくないか? かなり落ち込みました。しょぼ~ん。

しかしすぐに立ち直る。いくら何でもそこまで耳が老化した実感はない。もしかして、とヘッドホン(ソニーの定番、MDR-CD900ST)をノートパソコン(ゲームなドスパラ機)のフォンジャックからM-AudioUSBオーディオIF(FastTrack-Pro)に繋ぎなおしたらあらビックリ、普通に聞こえました。普段はiTunesエロゲーくらいしか音出さないので手近なフォンジャックで十分だったのだが、これほど高域が出てないとは。気づかなかったワタシも阿呆だが本当にノートのオーディオってオマケなんだなと良く分かりました。

ついでなので、現在の可聴領域限界も知っておこうと探したらこんなのを見つけた。

高周波聴力検査ソフト

音量はパソコンでまちまちだから聴力検査には使えないけど、どこまで高音が聞こえるかには十分。やってみたら、13,000Hzくらいまでは音程として聞こえるがそこからだんだん聞き取りにくくなり、最終的には18,122Hzで聞こえなくなった。ただそこまで行くと音が聞こえるというより何か圧迫されてるというのが近い。はっきり音として認識できるのは16,000Hz前後までだった。ついでに左耳より右耳の方が高周波まで伸びていたのは常々感じていたので納得。左は17,000くらいで落ちた。

酷く老化してた訳じゃなくて少しほっとしたけど、これは年に一度くらいはセルフチェックしたほうが良いなあと真剣に思った寒い夜。