文句たれ日記飛び地の避難所

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原発

報道が進むにつれ、現地の状況は神戸よりかなり悪い事が分かってきています。その上原発の不始末。確かに巨大地震でしたが、マグニチュード9が想定外というのは東電と国の怠慢です。世界中で100年に数度は発生しているのですから。ましてやここは日本。想定外というのは、巨大隕石が炉を直撃したとか以外は許されないでしょう。

ワタシ大学院での専攻は原子核物理でした。中重核に重陽子をぶつけるとどうなるみたいな事を研究していたのですが、それはともかく。

同じ研究室や両隣の研究室には原研や東電の原子炉関係に就職した人間が何人かいまして、原子力関係は当時のウチの物理学部では主要な就職先でした。恐らく彼らのうち何人かは福島の現場にいるのでしょう。20年以上が経過して今や彼らとの直接の交流はありませんが、それでも一緒にバンドやら麻雀やらやってた事などを思い出すと泣いてしまいそうです。

被爆による死亡は悲惨です。東海村の臨界事故の時は報道規制が敷かれていたのか被爆者の予後は報じられませんでしたが、即死しない程度の半端な被爆はどんな拷問よりキツい苦痛でしょう。焼死と毒死と溺死を合わせたような最後が徐々に確実に進みます。詳しくはグロ過ぎるので書きませんが。鋼鉄の処女なんて目じゃありません。

せめてそういう事態にならない事を祈ります。代わりに炉は100%安全だと言い張って反対派を小馬鹿にしていた東電のお偉いさんに、防護服着て燃料棒引っこ抜いて来て欲しいです。抜けないまでも、せめて自分の体を制御棒代わりくらいにはしてこい。